海边的卡夫卡

《海边的卡夫卡》

译者林少华

之所以想写少年,是因为他们的灵魂仍处于绵软状态而未固定于一个方向,他们身上类似价值观和生活方式那样的因素尚未固定确立。然而他们的身体正以迅猛的速度趋向成熟,他们的精神在无边的荒野中摸索自由、困惑和犹豫。我想把如此摇摆、蜕变的灵魂细致入微描绘在fiction(小说)这一容器之中,借此展现一个人的究竟在怎样的故事性中聚敛成形、由怎样的波涛将其冲往怎样的地带。这是我想写的一点。

作者云

正文

可你得记着:你是要离家出走的。而那一来,日后进学校的机会几乎等于零。因此最好把课堂上教的东西——喜欢也好讨厌也好—— 一点不剩地好好吸收进脑袋。权当自己是块海绵。至于保存什么抛弃什么,日后再定不迟。

路灯宛如刻在世界上的刻度,以相同的间距无限延展开去。新灯光被拉到眼前,下一瞬间便成旧光灯闪去背后。

读至3章19页

 

第二篇:海边的卡夫卡部分名言

(上) P.8 : カラスと呼ばれる少年

「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年にならなくちゃいけないんだ。なにがあろうとさ。そうする以外に君がこの世界を生きのびていく道はないんだからね。そしてそのためには、ほんとうにタフであるというのがどういうことなのか、君は自分で理解しなくちゃならない。」

(上) P.253 : ジョニー?ウォーカー

「目を閉じちゃいけない」

「それも決まりなんだ。目を閉じちゃいけない。目を閉じても、ものごとはちっとも良くならない。目を閉じて何かが消えるわけじゃないんだ。それどころか、次に目を開けたときにはものごとはもっと悪くなっている。私たちはそういう世界に住んでいるんだよ、ナカタさん。しっかりと目を開けるんだ。目を閉じるのは弱虫のやることだ。現実から目をそらすのは卑怯もののやることだ。君が目を閉じ、耳をふさいでいるあいだにも時は刻まれているんだ。コツコツと」

(上) P.280 : 大島さん

「田村カフカくん、僕らの人生にはもう後戻りができないというポイントがある。それからケースとしてはずっと少ないけれど、もうこれから先には進めないというポイントがある。そういうポイントが来たら、良いことであれ悪いことであれ、僕らはただ黙ってそれを受け入れるしかない。僕らはそんなふうに生きているんだ」

(上) P.329 : ハギタさん

「世界は日々変化しているんだよ、ナカタさん。毎日時間が来ると夜が明ける。でもそこにあるのは昨日と同じ世界ではない。そこにいるのは昨日のナカタさんではない。わかるかい?」

(下) P.152 : 大島さん

「世の中のほとんどの人は自由なんて求めてはいないんだ。求めていると思いこんでいるだけだ。すべては幻想だ。もしほんとうに自由を与えられたりしたら、たいていの人間は困り果ててしまうよ。覚えておくといい。人々はじっさいには不自由が好きなんだ。」

(下) P.305 : カラスと呼ばれる少年

「起こってしまったことというのは、粉々に割れてしまったお皿と同じだ。どんなに手を尽くしても、それはもとどおりにはならない。」

(下) P.379 : 佐伯さん

「私があなたに求めていることはたったひとつ」

「あなたには私のことを覚えていてほしいの。あなたさえ私のことを覚えていてくれれば、ほかのすべての人に忘れられたってかまわない」

(下) P.422 : 大島さん

「僕らはみんな、いろんな大事なものをうしないつづける」、ベルが鳴りやんだあとで彼は言う。「大事な機会や可能性や、取りかえしのつかない感情。それが生きることのひとつの意味だ。でも僕らの頭の中には、たぶん頭の中だと思うんだけど、そういうものを記

憶としてとどめておくための小さな部屋がある。きっとこの図書館の書架みたいな部屋だろう。そして僕らは自分の心の正確なありかを知るために、その部屋のための検索カードをつくりつづけなくてはならない。掃除をしたり、空気を入れ替えたり、花の水をかえたりすることも必要だ。言い換えるなら、君は永遠に君自身の図書館の中で生きていくことになる」

(下) P.425 : 大島さん

「世界はメタフ?ーだ、田村カフカくん」

「でもね、僕にとっても君にとっても、この図書館だけはなんのメタフ?ーでもない。この図書館はどこまで行っても―――この図書館だ。僕と君のあいだで、それだけははっきりしておきたい」