日语四级作文训练

日语作文

1.大学の生活 (だいがくの せいかつ)

李さんは毎朝、六時に起きます。朝、よく運動場へ行きます。運動場でバスケットボールやラジオ体操などをします。それから日本語の朗読をします。李さん毎朝、七時半ごろ学生の食堂で朝ご飯を食べます。朝ご飯は、うどんや肉まんじゅうを食べます。彼はあまりパンを食べません。そして、七時四十分ごろ自転車で教室へ行きます。

李さんは毎晩、七時から九時半まで勉強します。十時ごろ寮へ帰ります。大学から寮まで十分ぐらいかかります。十時半ごろ寝ます。大学の生活はとても忙しいです。しかし、たいへん楽しいです。 译文:

大学生活

小李每天早上六点钟起床。早上一般到运动场去。在运动场打篮球或者做体操,然后朗读日语。小李每天早上七点半左右在学生食堂吃早饭。早饭吃乌冬面、肉包子。他基本上不吃面包,然后,七点四十分左右骑自行车去教室。

小李每天晚上从七点到九点半学习。十点左右回宿舍。从学校到宿舍大概要花十分钟。十点半左右睡觉。大学的生活非常忙,但是,非常快乐。

単語: 生活(せいかつ){名}〇生活

每朝(まいあさ) ① (名)每天早晨

起きます(おきます)② (自動詞一) 起床

よく① (副) 经常;很好地

運動場 (うんどうじょう)(名) 0 运动场

バスケットボール(名)⑥ 篮球

ラジオ体操(名)④ 广播体操

する(他サ)0 做,干.办

それから 0 (接) 然后,其次

…語 (ご)(接尾) …语

朗読(ろうどく)0 (名,他サ)朗读

…半(はん)(接尾) …半

…ごろ(接尾)(时间的)左右

朝ご飯(あさごはん)(名)③ 早饭

食べる(たべる)(他一)② 吃

うどん(名)0 面条,切面

肉まんじゅう(にくまんじゅう)(名)③ 肉包子

彼(かれ)(代)① 他

あまり(副)0 (下接否定)(不)怎样,(不)很

パン(名)① 面包

そしで(接) 0 而且

每晚(まいばん)(名)① 每晚

勉強(べんきょう)(名、他サ) 0 学习

帰る(かえる)(自五)① 回家,回去

かかる(自五)② 花费,需要

寝る(ねる)(自一)0睡,就寝

忙しい(いそがしい)(形)④ 忙的

しかし(接)② 可是,但是

たいへん(副)0 非常

楽しい(たのしい)(形)③ 愉快的,高兴的

2.星期日 (にちようび)

昨日は日曜日で、とてもいい天気でした。あんなにすばらしい天気はほんとにめずらしいです。留学生の田中さんは日本語科の趙さんと一緒に自転車で淮海路(わいかいろ)行きました。そして、淮海路のショッピングセンターで買い物をしました。趙さんは文房具や食べ物を買いました。買い物のあと、二人はレストランへ行きました。そこで、二人で食事をしました。それから、田中さんと趙さんは公園へ行きました。そこで三十分ぐらい散歩しました。そのあと、二人は映画館でとてもおもしろい映画を見ました。

译文:

星期日

昨天是星期日,天气非常好。那么好的天气真是非常少见。留学生田中和日语系的小赵一起骑自行车去了淮海路。然后在淮海路的购物中心买了东西。小赵买了文具和食物。购物之后,两个人去了餐厅。在那里,两人吃了饭。然后,田中和小赵去了公园。在那里大概散步了三十分钟。之后两人又在电影院看了非常有趣的电影。

単語:

日曜日(にちようび)③(名) 星期天

昨日(きのう)② 0 (名)昨天

あんなに(副)0 那样的

すばらしい(形)④ 绝佳,极美

ほんとうに(副)0 真的;真正

めずらしい(形)④ 罕见的,珍奇的

留学生(りゅうがくせい)(名)④留学生

一緒に(いっしょに)(副)0 一起,一块儿

淮海路(わいかいろ)(专)③ 淮海路

ショッピングセンタ——(名)⑥ 购物中心

買い物(かいもの)(名、自サ)0 买东西

文房具(ぶんぼうぐ)(名)③ 文具,文房四宝

食べ物(たべもの)(名)②③ 食物,吃的东西

あと(後)(名)① 以后

レストラン(名)①西餐馆

散步(さんぽ)(名,自サ)0 散步

映画館(えいがかん)(名)① 0 电影院

おもしろい(形)④ 有趣的

映画(えいが)(名)① 0 电影

3.年月日(ねんがっぴ)

日本は一年に祝日(しゅくじつ)が十四日間(じゅうよんにちかん)あります。とくに四月(しがつ)の末から五月の初めまではゴールデンウィークで、休みの日が多くて、おおぜいの人が旅行をします。 山本さんは今年の夏休みに留学生たちといっしょに旅行をしました。飛行機で北京へ行きました。スチュワーデスは親切で、とてもたのしい旅行でしたが、少し疲れました。北京に三日間いましたが、毎日とてもいい天気でした。昼はちょっと暑かったですが、朝と夜はあまり暑くありませんでしだ。ホテルの部屋はきれいで広かったですが、あまり静かではありませんでした。

译文:

年月日

在日本,一年中有十四个节日。特别是司月末五月初的黄金周,休息日很多,有很多的人旅行。

山本在今年暑假和留学生们一起去旅游了。乘飞机去了北京。空姐十分的亲切,旅行非常快乐但是有一点累。在北京待了三天,每一天都是好天气。白天稍微有点热,但是早晚就不那么热了。宾馆的房间整洁宽敞,但不是很安静。

単語:

年月日(ねんがっぴ)(名)③ 年月日

祝日(しゅくじつ)(名)0 节日

…間(かん)(接尾) …间,期间;中间

特に(とくに)(副)① 特别,特

末(すえ)(名)0 末,最后

初め(はじめ)(名)0 开头,开始

ゴ—ルデンウィ—ク(名)⑦ 黄金周

休み(やすみ)(名)③ 休息

日(ひ)(名)0 日,一天

多い(おおい)(形)②① 多的

大勢(おおぜい)(名,副)③ 许多的

今年(ことし)0 (名) 今年

夏休み(なつやすみ)(名)③ 暑假

…たち(接尾) 表示人的复数 …们

飛行機(ひこうき)(名)② 飞机

北京(ペキン)(专)① 0 北京

スチユワ—デス(名)③ 航空小姐

親切(しんせつ)(形动)① 亲切,热心

昼(ひる)(名)② 白天,正午,午饭

暑い(あつい)(形)② (天气)热

広い(ひろい)(形)② 宽敞,辽阔,广博

静か(しずか)(形动)① 安静的

4. 家族 (かぞく)

佐藤さんは最近一か月ほど日本へ帰っていました。家族の人たちはみんな元気でした。佐藤さんは中国にもどって、李さんを訪ねて家族の写真を見せました。それは家族のひとたちがいっしょに上野公園で花見をしている写真でした。

佐藤さんのお父さんは青いセ—タ—を着ています。お兄さんは赤いネクタイを締めて、黄色ズボンをはいています。佐藤さんは黒いめがねをかけて、赤い帽子をかぶっています。一家はにぎやかでとてもたのしかったです。

译文:

家族

佐藤先生最近一个月回日本了。家里的人都很健康。佐藤先生回到中国以后,小李去他家拜访时看到了他家人的照片。那是一家人一起在上野公园赏樱花时候的照片。

佐藤先生的父亲传着蓝色的毛衣。哥哥打着红色的领带,穿着黄色的裤子。佐藤先生带着黑色的眼镜,戴着红色的帽子。一家人很热闹很开心。

単語:

家族(かぞく)(名)① 家族,家属

佐藤(さとう)(专)0 佐藤(姓氏)

最近(さいきん)(名) 0 最近

皆(みんな)(代,副)③ 0 全体,大家,全部

戻る(もどる)(自五)② 回家,返回,倒退

訪ねる(たずねる)(他一)③ 访问

見せる(みせる)(他一)② 给…看,显示

上野公園(うえのこうえん)(名)④ 上野公园

花見(はなみ)(名)③ 赏樱花

青い(あおい)(形)② 青,蓝。幼稚的

セ—タ—(名)① 毛衣

着る(きる)(他一)0 穿(衣)

ネクタイ(名)① 领带

締める(しめる)(他一)② 系(领带)

黄色い(きいろい)(形)0 黄色的

ズボン(名)②① 裤子

はく(他五)0 穿

黒い(くろい)(形)② 黑色的

めがね(名)① 眼镜

かける(他一)② 戴(眼镜)打(电话)

白い(しろい)(形) ② 白的

帽子(ぼうし)(名)0 帽子

かぶる(他五)② 戴(帽子)

一家(いっか)(名)① 一家

5. 暑假 (夏休み)

八月二十六日に、李さんは牧野(まきの)さんを訪ねました。夏休みはその前の日に終わりました。今年の夏休みに、李さんは国へ帰りました、李さんはちんたおの人です。ちんたおはとてもきれいでいいところです。

李さんは船でちんたおへ行きました。船賃は三十元ぐらいでした。李さんの家は海から遠くありません。歩いて十五分ぐらいです。ですから、李さんは毎日、昼寝のあと。お兄さんと一緒に海で泳ぎました。 李さんの家族は李さんを入れて五人です。ご両親とお姉さん一人とお兄さんが一人がいます。李さんは末っ子(すえっこ)です。お父さんは海洋研究所に勤めています。お母さんは今年、定年になりました。お姉さんは中学校の先生をしています。

译文:

暑假

八月二十六号,小李去牧野家拜访。暑假在那之前一天结束了。今年暑假,小李回国了,小李是青岛人。青岛是非常漂亮的好地方。

小李是坐船回的青岛。船票是三十元。小李的家离海不远。步行花十五分钟。所以,小李每天睡完午觉就和哥哥一起去海里游泳。

小李的家人算小李一共五个人。父母加一个姐姐加一个哥哥。小李是小儿子。爸爸在海洋研究所工作,妈妈今年退休了。姐姐是中学教师。

単語:

牧野(まきの)(专)① 牧野(姓氏)

ちんたお(专)① 青岛(城市名)

船賃(ふなちん)(名)② 船费

海(うみ)(名)① 大海

昼寝(ひるね)(名)0 午睡

入れる(いれる)(他一)0 连…在内,放入

末っ子(すえっこ)(名)0 小女儿,小儿子

海洋(かいよう)(名)0 海洋

研究所(けんきゅうじょ)(名)0 研究所

定年(ていねん)(名)0 退休

中学校(ちゅうがっこう)(名)③ 中学

友人の子どもの誕生日を祝う(祝贺朋友的孩子生日)

始ちゃんの始めてのお誕生日おめでとうございます。お送りいただきましたお写真を拝見し、みごとな発育ぶりにただおどろいております。あなたのお喜びもひとしおでしょうね。ご苦労さまでした。もう歩き始めるころではありませんか。いよいよ目が離せませんね。 ご主人さまもさぞかしご満悦のことで

ございましょう。 初のお誕生日を元気に迎えられた始ちゃんに、私どもから心ばかりの品をお届けいたします。お納めいただければ幸甚に存じます。 とりあえず書面にてお祝い申し上げます。

(译文)

恭祝小始第一个生日。看到了你们寄来的照片,这孩子长的如此茁壮,使我连连感到惊叹。你这喜悦的心情,也就更不用说啦。这回你们受累了。孩子已经到了开始学步的时候,越来越不能疏忽大意哩。 你丈夫一定也非常高兴。 我们给生气勃勃迎接周岁生日的小始,送上一份薄仪,聊表贺意而已,倘蒙受纳,则不胜荣幸。 特奉函祝贺。

春天的感觉

親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談に、いくら威張っても、そこから飛び降りる事は出来まい。弱虫やーい。とはやしたからである。小使に負ぶさって帰って来た時、おやじが大きな眼をして二階ぐらいから飛び降りて腰を抜かすやつがあるかといったから、この次は抜かさずに飛んで見せますと答えた。

親類のものから西洋製のナイフをもらってきれいな刃を日にかざして、友達に見せていたら、一人が光る事は光るが切れそうもないと云った。切れぬ事があるか、何でも切ってみせると受けあった。そんなら君の指を切ってみろと注文したから、何だ指ぐらいこの通りだと右の手の親指の甲をはすに切り込んだ。さいわいナイフが小さいので、親指の骨が堅(かた)かったので、今だに親指は手に付いている。しかし創痕(きずあと)は死ぬまで消えぬ。

庭を東へ二十歩に行き尽すと、南上がりにいささかばかりの菜園があって、真中に栗(くり)の木が一本立っている。これは命より大事な栗だ。実の熟する時分は起き抜けに背戸(せど)を出て落ちた奴を拾ってきて、学校で食う。

菜園の西側が山城屋(やましろや)という質屋の庭続きで、この質屋に勘太郎(かんたろう)という十三、四のせがれが居た。勘太郎は無論弱虫である。弱虫のくせに四つ目垣を仱辘长à啤⒗酩虻粒à踏工撙摔搿¥ⅳ肴栅蜗Ψ秸蹜酰à辘桑─韦菠穗Lれて、とうとう勘太郎を捕(つら)まえてやった。その時勘太郎は逃げみちを失って、一生懸命(いっしょうけんめい)に飛びかかってきた。

むこうは二つばかり年上である。弱虫だが力は強い。悖à悉粒─伍_いた頭を、こっちの胸へ宛ててぐいぐい押した拍子に、勘太郎の頭がすべって、おれの袷(あわせ)の袖(そで)の中にはいった。邪魔(じゃま)になって手が使えぬから、無暗(むやみ)に手を振ったら、袖の中にある勘太郎の頭が、右左へぐらぐらなびいた。しまいに苦しがって袖の中から、おれの二の腕へ食い付いた。痛かったから勘太郎を垣根へ押しつけておいて、足搦(あしがら)をかけてむこうへ倒してやった。山城屋の地面は菜園より六尺がた低い。勘太郎は四つ目垣を半分くずして、自分の領分へまっさかさまに落ちて、ぐうと云った。勘太郎が落ちるときに、おれの袷の片袖がもげて、急に手が自由になった。その晩、母が山城屋に詫びに行ったついでに、袷の片袖も取り返して来た。

单词注释

1、親譲りの無鉄砲

表示“天生做事鲁莽,不考虑后果者。”

2、時分

表示“时间”之意。

3、別段……ない

表示“并没有什么特别的……”之意。

4、やーい

接在命令形后表示“一种亲切的命令”,接在名词后表示“嘲笑人时的呼唤”。

5、起き抜け

表示“刚起床,刚起来”之意。

6、質屋

指“当铺”。

7、せがれ

指自己的儿子时为谦语,可以成犬子,小儿;只他人的儿子时为蔑称,可译成小子,小崽子。

8、四つ目垣

指“竹篱笆”。

9、悚伍_いた頭

指扁而宽的头。

10、拍子に

接动词过去时后,表示“一……的时候”“一刹那”等意。

11、二の腕

指胳膊或上臂。

12、足搦(あしがら)

摔跤的一种方式,用脚去绊对方。

译文

哥儿

我生来鲁莽,孩提时遇事就总吃亏。上小学的时候曾从学校的二楼跳下,大约有一周时间直不起腰来。也许有人要问,为什么这么胡来?其实并没有什么大不了的理由,只因从新建的二楼探出头去时,有个同学开玩笑道:“你再神气也不敢从这里跳下去。胆小鬼!”大家这么哄笑我。当时我被勤杂工背回家时,老爷子生气的说:“真有本事,从二楼跳下还会闪腰吗?”于是我回敬他说:“下次跳个不闪腰的给你看看。” 还有一天,我从亲戚那得到一把西式小刀。在阳光照射下,我把那漂亮的刀刃闪给朋友们看。一个人说,“亮道是满亮的,但好像不快。”“不快?保管什么都能切。”“那么,且你的手指瞧瞧。”他们起哄道。“没什么了不起,不就是手指么,好,切就切。”就这样,顺着右手拇指甲斜着切了下去,还好刀小,拇指骨又硬,所以拇指至今还长在手上。不过伤痕却到死也消退不了了。

穿过院子向东走二十步,南坡上有一个一点儿大的园子,中间中着一棵栗树,这是一棵比命还重要的栗树,栗子熟的时候,我早上起来就从后门出去见掉落下来的栗子,带到学校去吃。

菜园子的西侧与山城屋当铺的院子相连,这家当铺有个十三、四岁叫“勘太郎”的小子。不用说勘太郎是个胆小鬼,胆子虽小却敢翻过竹篱笆来偷栗子。有天傍晚,我躲在折叠门的暗处,终于把他逮住了。那时勘太郎一看没了退路,就拼命向我扑来。他比我大两岁,胆子虽小,力气倒蛮大,大扁脑袋顶着我的胸脯拼命的推,刹那间,勘太郎的脑袋一滑,钻进了我的夹衣袖筒,我的手使不上劲了,只好乱甩胳膊,袖筒中的勘太郎的脑袋也随之左右摇晃起来。最后,他受不了了,便在袖筒里咬了我胳臂一口,痛的我猛地把他推向篱笆。在一个腿绊把他摔倒了。山城屋的地面比菜园子约低六尺,勘太郎压倒了篱笆,哇的大叫一声,,一个倒栽葱跌到了自己的领域里。勘太郎跌落下去时,我的夹衣袖筒也被带落了下去,一下子手就自由了。那天晚上,母亲到山城屋去道歉时,顺便把我的夹衣袖筒要了回来。

雪がやって消えて、春が訪れると、いろいろな木がいっぺんに芽を吹き出します。生けがきのから松も小さな丸い芽を出します。から松の芽をつまんでかいでみると、きついにおいが発散して、鼻の穴の奥をくすぐります。わたしは春を確かめるような気持ちでいくつも芽を摘み取ったり、手のひらにこすり付けたりしました。そして木の芽のにおいをかいで、季節を感じるなんて、わたしひとりだろうと思っていました。

单词注释

1、いっぺんに:一起

2、生けがき:篱笆,树篱笆

3、から松:落叶松

4、くすぐる:逗人发笑

译文

春天的感觉

冬雪消融,春天的脚步渐渐近了。各种各样的树争先恐后的发出了芽。用做篱笆的落叶松不知何时也发出了嫩绿的小圆芽,我摘下一片闻了一下,一股强烈的春天的味道扑鼻而来,直沁心脾。我一起摘了好几片叶子,想要确认一下春天是否真的来了似的,在手掌中翻来覆去地把玩。我想通过树的芽的味道来感觉季节的气息的人,只有我一个吧。 分别

僕は美しい別れがないとは思わない。別れは美しく、甘美なものである。

だが、それはある年月を経て、思い出した時の感情で、別れそのものの実態とは少し違うような気がする。

年月というものは、すべてのものを美しくする。それは魔術師のように巧妙で、鮮やかである。 …………

それはまさしく、思い込むという言葉が当っている。年月の風化が、美しいものの過去をすりかえた。

だが、別れの実態はそんな美しい物ではなかった。互いに傷つけあい、罵り合い、弱点をあばき合った。

とことん、相手がぐうの音もでないほど、いじめつけて、そして自分も傷ついた。

愛した人との別れは、美しいどころか、凄惨でさえあった。

しかし、それはいいかえると、そうしなければ別れられなかった、ということでもある。 そこまで追い詰めなければ別れられないほど、二人は愛し、憎みあっていた。

僕は今でも、「君を愛しているから別れる」という台詞を信じられない。

そういう論理は、女性にはあるかもしれないが、男にはまずない。例えば、恋人にあるぇんだんがあったとき、「君の幸せのために、僕は身を退く」ということを言う男がいる。

また、「僕は君には価しない駄目なおとこだ。君は他のいい人がいるなら、その人のところに行っても仕方がない」という人もいる。

こういう台詞を、僕は愛している男の言葉としては信じない。

もしおとこが、相手の女性をとことん愛していれば、男はその女性を最後まで待っている。 もちろん、人によって、表現に少し違いがあろうが、そんな簡単にあきらめたりはしない。

その女性を離すまいとする、かなりの犠牲を払っても、その女性を引きとめようとする。 恋とは、そんなにさっぱりと、ものわかりのいいものではない。

いいどころか、むしろ独善的である。

相手も、まわりの人も、誰も傷つけない愛などというものはない。それは、傷つけていないと思うだけで、どこかの部分で、他人を傷つけている。

愛というのは所詮、利己的なものである。

だから傷つけていい、という理屈はもちろん成り立たない。他人を傷つけるのはできる限り少なくしなければならない。

だが、その事から相手のために譲ってもよいという理屈にはならない。

单词注释

1、すりかえる/替换、顶替

2、あばき合う/暴露

3、とことん/彻底地

4、ぐうの音もでない/哑口无言

5、ものわかり/明白事理

6、独善的/利己的

7、所詮/归根结底

译文

分别

我并不认为没有美好的分别。分别是一种美好、甜美之事。

但是,我觉得这些只是经过几年的岁月流逝之后,在回想起时的一种感伤,而它跟分别的实际情形多少要有些差异。

时光岁月可以将所有的事情变成美好的。

它就像一个魔术师一样,既巧妙又鲜明。

…………

这的确可以用依据“深信不疑”来形容,岁月的风化将过去变得美好起来。然而,分别时的实际情景却并非那么美好。双方总是相互伤害、对骂、攻击对方的短处。将对方攻击的连一句话都说不出来,同时,自己也受到了伤害。

与相爱之人分手,非但不美好,甚至可以说是凄惨的。可是反过来说,这也是若非如此则难以分手之事。两个人之间既爱又恨,甚至到了不被逼到那种地步就无法分手的程

至今,我也不能相信“因为我爱你才分手的”这句台词。 这种情况在女性中也许存在,可是在男性中却不可能存在。例如,当自己的恋人又有人给其介绍朋友时,有的男子则说“为了你的幸福,我可以抽身而退。”此外,也有人说:“我是一个配不上你的没出息的人,若是另有合适的人,你即使投入别人的怀抱,我也无话可说。”

我不想学者是一个热恋对方的男子所说的话。如果这个男子真心真意爱自己女友的话,那么那就会执著到最后也不放弃。当然,人和人不一样,多少也会有差异,但都不会那么坚定的放弃。他们为了不让对方离开自己,哪怕是花的大量的牺牲,也要将那位女友留住。

恋爱并非是那样干净利落、通情达理之事。非但不通情达理,反而可以说是自以为是的。既不伤害对方,又不伤害到周围的人,连任何人都不伤害的爱情是不存在的。那只是你没有意识到伤害了他人,而肯定会在某一方面而有所伤害。

爱情这东西,归根到底还是自私的。

当然,因此就可以伤害别人的道理也是不成立的。必须尽量减少伤害他人的程度。然而,也没有为此就可以为了对方而拱手相让的道理。

孤独

冬空を過ぎ去った一つの鳥のかげのように自分の前をちらりと通り過ぎただけでそのまま消え去るかと見えた一人のたびと、――その不安そうな姿は時が経つにつれていよいよ深くなる痕跡を菜穂子の上に印したのだった。

その日、明が帰っていた後、彼女はいつまでも何かわけのわからない一種の後悔に似たものばかり感じ続けていた。

何故あんなに相手にすげなくして、旅の途中にわざわざ立寄ってくれた者を心からの言葉一つ掛けてやれずに、帰らせてしまったのか、とその日の自分がいかにも大人気ないように思われたりした。そう思う今でさえ、彼女の内には、もし自分がその時素直に明に頭を上げてしまっていたら、ひょっとしてもう一度彼と出会うような事があった場合、そのとき自分はどんなに惨めな思いをしなければならないだろうと考えて、一方では思わず何かほっとしているような気持ちも無い訳ではなかった。

菜穂子が今の孤独な自分がいかに惨めであるかを切実な問題として考えるようになったのは、本当にこの時からだといってよかった。彼女は、丁度病人が自分の衰弱を調べるためにその痩せさらばえた頬へ最初はおずおずと手をやってそれを優しく撫で出すように、自分の惨めさを徐々に自分の考えに浮べ始めた。

单词注释

1、ちらりと/一晃,一闪

2、すげない/冷淡,不讨人喜欢。

3、大人気ない/考虑不周到,不像成人的做法

4、頭を上げる/低头,道歉

5、ひょっとして/或许,万一

6、せさらばえる/瘦的皮包骨,消瘦

7、おずおずと/提心吊胆的,战战兢兢的

译文

孤独

宛如一只掠过冬季天空飞鸟的影子一样,从自己的身前一晃又消失得无影无踪的一位游客——这种似乎不安的身姿随着时光的流逝,越来越清晰的印在了菜穗子的脑海里。

那天,明离去之后,一种莫名其妙的似乎后悔的感觉一直缠绕着她。

自己为什么那么无情,发自内心的话一句也没说就将一个旅途中特意来看自己的人打发走了呢?她觉得那天自己的行为真不像是成年人 的做法。可是即使持有这种想法的现在,每当想起那天如果坦率的向对方道歉的话,也许两个人又会再一次相逢,那时自己又将会感到多么的凄惨,因此,在其内心深处反倒有一种如释重负之感。

也可以说,就是从那时起,菜穗子才作为一个切实的问题,考虑自己目前的孤独是多么的悲惨。她就像病人为了检查自己身体的衰弱一样,最初提心吊胆的用手轻轻的抚摸着那瘦削的面颊似的,将自己的凄惨的心情慢慢的浮现于自己的脑海里。

「作者紹介」

堀辰雄(1904―1953)、小説家、詩人。東京都の生まれ。東京大学国文科卒。芥川竜之介、室生犀星に師事。大正15年、中野重治らと??驢馬??を創刊、作品や翻訳を載せた。最初の小説??ルウベンスの偽画??を発表した昭和二年、芥川竜之介が自殺した。彼は自身のみ辞を歩ませることにjなった。この頃から結核を病んだ堀は、文学的資質のせいもあったが、生涯数少ない作品を長い構想の後に丹念に書き、発表後も改訂をやめない型の小説家となった……主な作品に??聖家族??、「風立ちぬ」、「幼年時代」、「菜穂子」などがある

绚丽的色彩

春という季節を思う時、まずどんな色彩を感じるかと人に尋ねると、誰もが決まって一瞬口ごもる。寒い土地はむろんのこと、暖かい土地でも冬が終わって春ともなれば、あたりはいっせいに生気をはらんで色づいてくるはずなのに、ぴたりと当てはまる色彩が浮かんでこないのだ。しばし考えた末、薄紅とか桃色とかに落ち着く。日本の春を代表する桜が意識の底にあるからだろうか。確かに、桃や杏など同色糸統の花が春を鮮やかに彩るのも事実だが、待ちかねた春の到来をいち早く告げる花には,マンサク、サンシュユ、キブシなど黄色のものが多い。ひとつの季節をある色彩で言えということ自体無理なのだろうか。

私たちの国では,古くから「におう」という言葉を嗅覚だけでなく色彩の表現につかている。「におう」とは,つややかで美しい,ほんのりしていると言った意味である。刀の刃と地膚との境,霧のように煙っている部分も「におい」というし,染色で上部の濃い,色から下部へと淡くぼかす手法も「におい」という。私たちは,色彩をただ色としてみるだけでなく,それを味わい,嗅ぎ,時として聴き取ることさえある。

春の色彩は,桃色でろうと薄紅であろうと,そういう考え方からすると一様に「におい」ものといえるかも知れない。冬が立ち去った安堵と陶然とした気分の中に包まれる,ぼんやりと捕らえがたい抽象的なもの。陽炎の感覚に消えてゆく束の間の感情。それが春という季節から受け取る本質的な声なのだから。

单词注释

1、口ごもる/表示“吞吞吐吐、欲言又止”之意。

2、生気をはらむ/表示“孕育着生机”。

3、当てはまる/合适,符合

4、しばし/暂时,片刻

5、意識の底/这里指人的潜意识。

6、いち早く/副词,表示“迅速的、马上”之意。

7、マンサク/金缕梅

8、サンシュユ/山茱萸

9、キブシ/木付子

10、つややか/有光泽、光润

11、ほんのり/朦朦胧胧

12、ぼかす/逐渐淡化

13、安堵/安宁、安静

14、束の間/瞬间

译文

绚丽的色彩

当人们被问道,请你回忆一下春天,首先感觉到的是何种色彩呢?无论是谁都会突然语塞。严寒地区就不用说了,即使在温暖的地区,冬去春来,周围自然孕育起生机,诞生出春色来,但是完全适合的色彩却一时想不出恰当的回答来。考虑片刻之后,会归结到淡红色或桃红色来。这也许是代表日本春天的樱花春在于人们的潜意识之中的缘故吧。桃儿和杏儿等同塞系列之花确实霸春天点缀得绚丽多彩,但是最先报春的花却是以金缕梅,山茱萸,木付子等黄色的植物居多。可能想用一种色彩来概括一个季节,其本身就有点牵强吧。

在我国,自古以来「におう」这个词不只是用来表示嗅觉,而且还用来表示色彩。所谓的「におう」就是表示绚丽朦胧等意思。刀刃与刀面 的连接处以及雾气冥蒙的现象称作「におい」染色时上面部分着浓重的色彩向下逐渐淡化的手法也称作「におい」。我们并不是把色彩单纯作为颜色来看,而是要去欣赏它,品味它,甚至偶尔还要去聆听它。

春天的色彩不管是桃红色还是粉红色,按刚才的想象,也许一切能说成是「におう」之色彩。那时一种笼罩在冬天离去时的安宁与陶然的气氛中的,朦胧的,难以捕捉的空幻现象;是在阳光的幻觉中逐渐消失的瞬间情感。这便是从春天获取的真实感受。

天城之雪

朝まだ眠っていた間に静かな雨が降っていた。久し振りの雨であった。日ごと吹きつづけていたはげしい風がやんで、しっとりと濡れたこずえを見れば、いかにも山の湯らしい気分をしみじみ感じさせられるのであった。

しばらく聞かなかった小鳥の声さえ、今朝は軒近く落ちついている。

近くの柴山には淡い霧が漂っている。なんとなしに春がきたような暖かさである。

私は、ふと天城をみた。そこには真っ白な雪がたにを埋めていた。今朝の雨が、天城では雪になったのであった。木の深いとこるだけが趣辘韦长丹欷啤⒛兢吻长い趣长恧洹⒉萆饯摔胜盲皮い毪ⅳ郡辘稀ⅳ工盲暄─吮护铯欷皮筏蓼盲俊¥饯欷铯沥摔胜毪摔膜欷撇萆饯虻扦盲皮い氲坤韦撙悉盲辘劝驻─颏ⅳ椁铯筏皮い毪趣长恧猡ⅳ搿?/P>

雪に包まれた天城は昨日とは見違えるほどに尊くも、寂しく、高くも思われる。

たしかに雪をいただく山を見れば、私自身の魂までが遥かな世界に還ってゆくような気がする。

单词注释。

1、しみじみ : 深深的、深切的。

2、柴山 :杂树丛生的小山。

3、すっかり :指用来描写完全被覆盖的样子,(可译成被覆盖的)严严实实。

4、草山:草木茂盛的山。

天城之雪

清晨,当我还在熟睡之际,外边下起了静悄悄的细雨。好久没有下雨了。平常日子天天刮得很猛的狂风也停了下来。望着那湿漉漉的树梢,仿佛使人觉得恰是置身于山中的温泉之中。

清晨,从屋檐处传来了小鸟的鸣叫声,就连这鸟鸣也显得分外悠闲。

附近矮树丛生的山上漂浮着淡淡的晨雾。天气暖洋洋的,好像春天到来了似的。我蓦然抬首朝天成山望去,原来白雪已填满了那里的沟壑。今晨的细雨,在天成山那里已变成了白雪。只有树木茂密之处仍留下处处黑影,而那些树木稀疏或是野草丛生的山坡则已被皑皑白雪覆盖的严严实实。随着山村得力临近,只有在那通往杂草丛生的矮山的山道上,残留着清清楚楚的白雪痕迹。

银装素裹的天成山与昨日相比,迥然不同,似乎给人一种神圣,孤寂与高大的感觉。

遥望那白雪覆盖的群山, 我仿佛觉得就连自己的灵魂也似乎回到了那遥远的世

人生

私は一本の長い階段を設ける。一年三百六十五日たつと、一段上にのぼる階段である。その階段の六十八段目の一番上のところに私が腰を降ろしている。そして妻、二人の息子、二人の娘、その配偶者、そして孫たちというように、長い階段のところどころに、十何人かの男女が配されている。

下から二段目のところに、去年(昭和四十八年)生まれた幼児二人が、転がらないように紐で結び付けられている。どちらも男の子である。まだ這うこともできず、口もきけない。しかし、なんといっても、この英児二人が際立って溌剌としている。声から何十段でも階段をのぼって行くエネルギ―を、その小さい体に詰め込み、いかなることでも、実現できる可能性を身内に貯えている。まだ人生のいかなる汚れにも染まっていない。本能的に母を求め、乳を欲しがる以外、いかなる欲望も持っていない。人を羨むことも、人を憎むことも、歓心を買うことも知らない。栄誉も、金も無関係である。時時笑うが、神様が笑うことの練習をさせているとしか思わない。ただ無心に笑うだけである。

人間はみな、この英児から出発している。そんな思いが突き上げてくる。この二人の英児が私の腰をかけているところまでのぼるのは大変である。英児のいる二段目のところから上を仰ぐと、気の遠くなるような遠さであろうと思う。三十段目から四段目あたりにかけてばら撒かれている息子や娘たちは、いつか青春期をぬけて、壮年期に入ろうとしている。当然私などの知らないそれぞれの人生の哀歓を経験しているところであろうと思う。私は残念ながら、そこへ入って行ってやることはできない。いかなる問題があろうと、それぞれ自分たちで処理してゆく他はない。父親がくるしんだように悲しまなけれ

ばならないであろうと思う。そういう自分で歩き、自分で処理していかねばならぬものが、人生というものであろうからである。

单词注释

1、設ける:设计

2、溌剌:生机勃勃的

3、突き上げる:突然涌起,突然浮现。

4、ばら撒く:分散的放在,凌乱的放在。

译文

人生

我设计了一条长长的台阶。这是一条经过一年三百六十五天便升一级的台阶。我坐在这台阶第六十八磴的最上端。接下来便是妻子、两个儿子、两个女儿及其配偶者以及孙子们,这十几个人分散的排列在这台阶的各个地方。

从最下边数第二个台阶上,为了不让其掉下去用带子绑着两个去年出生的婴儿。两个都是男孩。他们目前还不会爬也不会讲话。然而,尽管如此,这两个婴儿却十分显眼,充满了生机勃勃。他们那小小的体内装满了从今而后要攀登几十磴台阶的能量,同时也酝酿着不论任何事情都可以使其变为现实的可能性。他们还没受到世俗人生的任何污染,只是出于本能,寻找妈妈,要吃奶,除此之外没有任何欲望。他们既不知道羡慕人,又不晓得憎恨谁,同时也不会讨人欢心,与名誉和金钱更是毫无关系。他们时而笑一笑,但这笑就能让人觉得好像是神灵在让他们练习似的,只是天真无邪的笑着。

人类都是从着婴儿期长大的。我突然浮现这样的想法。这两个婴儿要爬到我现在坐的地方,的确不容易。我想,从婴儿所处的第二磴往上看的话,那距离一定是无限遥远的吧。而分散在第三十至四十磴之间的儿子和女儿们,不知何时已度过了青春期,正要步入壮年。当然,他们各自也一定经历了我所难以知晓的人生的喜怒哀乐。遗憾的是,我无法体会他们的这些经历。不论有什么问题,都只有靠他们自己去解决。我想必须让他们像其父亲一样经历所要经历的痛苦,体验所要体验的悲伤。因为这种必须由自己来体验、自己来处理的经历就是所谓的人生吧。

「作者紹介」

井上 靖(1907―1991)小説家。北海道の生まれ。学生時代に??[サンデ―毎日」の懸賞小説に??[初恋物語]などが入選し、昭和11年、[流転] で千葉亀雄賞を受賞.戦後になって多くの選説を書き始め、昭和24年、[闘牛]で芥川賞を受賞.昭和26年、毎日新聞社を退職し、以後作家として幅広く活躍.

代表作は他に:??現代小説として[猟銃」、[ある偽作家の生涯」、[氷壁]、[射程]などがあり、歴史小説に[風林火山]、「淀どの記]、また、中国大陸を題材にしたものに[天平の甍]、「楼蘭」、「敦煌」などがある。

暖雨

二月に入って暖かい雨がきた。

灰色の雲も低く、空は曇った日、午後から雨となって、にわかに復活ような暖かさを感じた。こういう雨が何度も来た後でなければ、私たちは譬えようのない烈しい春の飢渇を癒すことができない。空は煙亀かと思うほどで、傘をさして通る人や、濡れて行く馬などの姿が目に付く。単調な軒の玉水の音も楽しい。

堅く縮こまっていた私の身体もいくらかのびのびとして来た。私は言い難き快感を覚えた。庭に行って見ると、汚れた雪の上に降り注ぐ音がする。外へ出てみると、残った雪が雨のために溶けて、暗い色の土があらわれている。田畑も漸く冬の眠から覚めかけたように、砂混じりの土の顔を見せる。黄ばんだ竹の林、まだ目にある木立の幹も枝も、皆雨にとした濡れて、ときたない寝惚け顔をしていないものはない。流れの音、動物の声も何となく陽気に聞こえてくる。 桑畑の桑の根元までも濡らすような雨だ。この泥濘と雪解と冬の瓦解の中で、うれしいものは少し伸びた木の枝だ。その枝を通して、夕方には黄ばんだ灰色の南の空を望んだ。夜に入って、淋しく暖かい雨垂れの音を聞いていると、何となく春の近づくことを思わせる。

单词注释

1、にわかに:骤然

2、譬えようのない:无以言语,无法形容。

3、のびのび:伸长的样子。

4、黄ばむ:带黄的颜色。

5、寝惚け顔:睡眼惺忪

6、陽気:精神,开朗,生机勃勃。

译文

暖雨

进入二月份,下起了暖雨。

灰色的阴云低低的布满天空,午后下起雨来。这使人感到一股暖意,仿佛一切都骤然间苏醒了似的,若不是这暖雨已经下了好几次,我们就无法治愈春季那无以言语的饥渴。天空中一片灰暗,让人无法分辨是烟雾还是雨,所以,撑伞而行的人们以及那湿漉漉的马匹则显得格外耀眼,就连那单调乏味的屋檐下的滴水声也令人感到快乐。

自己那蜷缩的身躯也似乎舒展了许多,我体验到了一种难以名状的快感。来到园子里一看,污浊的雪地上传来了雨滴的渐落声;来到园子里一看,因为雨水,积雪开始融化,已露出了黑色的泥土,农田也仿

佛像从冬眠中就要醒来似的,露出了他那夹杂着石块的泥土的面容。那黄色的树林,光秃秃的柿子树、李子树,此外,那所有的树林的树干和树枝都被雨淋湿,没有一个不是脏乎乎的一副睡眼朦胧的面孔。不知为什么,就连流水的声音和动物的叫声也让人也让人听起来兴致勃勃。这雨连桑田的桑树根都淋的湿湿的。在这泥泞与冰雪消融的瓦解之中,举手称快的则是那发芽的柳枝。我透过那柳枝,眺望着日暮时分那昏黄的南方的天空。入夜后,听着那寂寞中又略带暖意的雨滴声不由得让人想到春天的临近。

日语童话 はだかの王さま むかしむかし、とある国のとある城に王さまが住んでいました。王さまはぴっかぴかの新しい服が大好きで、服を買うことばかりにお金を使っていました。王さまののぞむことといったら、いつもきれいな服を着て、みんなにいいなぁと言われることでした。戦いなんてきらいだし、おしばいだって面白くありません。だって、服を着られればそれでいいんですから。新しい服だったらなおさらです。一時間ごとに服を着がえて、みんなに見せびらかすのでした。ふつう、めしつかいに王さまはどこにいるのですか、と聞くと、「王さまは会議室にいらっしゃいます。」と言うものですが、ここの王さまはちがいます。「王さまは衣装(いしょう)部屋にいらっしゃいます。」と言うのです。

城のまわりには町が広がっていました。とても大きな町で、いつも活気に満ちていました。世界中のあちこちから知らない人が毎日、おおぜいやって来ます。

ある日、二人のさぎ師が町にやって来ました。二人は人々に、自分は布織(ぬのお)り職人(しょくにん)だとウソをつきました。それも世界でいちばんの布が作れると言いはり、人々に信じこませてしまいました。

「とてもきれいな色合いともようをしているのだけれど、この布はとくべつなのです。」とさぎ師は言います。「自分にふさわしくない仕事をしている人と、バカな人にはとうめいで見えない布なのです。」

その話を聞いた人々はたいそうおどろきました。たいへんなうわさになって、たちまちこのめずらしい布の話は王さまの耳にも入りました。

「そんな布があるのか。わくわくするわい。」と、服が大好きな王さまは思いました。「もしわしがその布でできた服を着れば、けらいの中からやく立たずの人間や、バカな人間が見つけられるだろう。それで服が見えるかしこいものばかり集めれば、この国ももっとにぎやかになるにちがいない。さっそくこの布で服を作らせよう。」

王さまはお金をたくさん用意し、さぎ師にわたしました。このお金ですぐにでも服を作ってくれ、とたのみました。さぎ師はよろこんで引き受けました。部屋にはた織り機を二台ならべて、すぐに仕事にとりかかりました。でも、はた織り機には何もありませんでした。糸もありません。それでも、さぎ師はいっしょうけんめい布を織っていました。いいえ、ちがうのです。ほんとうは布なんてどこにもなくて、からのはた織り機で織るふりをしているだけなのです。ときどき、材料がなくなったみたいにいちばん値段の高い絹(きぬ)と金でできた糸をください、と王さまに言いました。のぞみどおり材料をもらうと、はた織りには使わず、またからのままで織るふりをしつづけました。夜おそくまではたらいて、がんばっているふりをしました。

しばらくすると王さまは、ほんとうに仕事がはかどっているのか知りたくなってきました。自分が見

に行ってたしかめてもいいのですが、もし布が見えなかったらどうしようと思いました。自分はバカだということになるのですから。でも王さまは王さまです。何よりも強いのですから、こんな布にこわがることはありません。でもやっぱり、自分が行く気にはなれませんでした。そこで、王さまは自分が行く前に、けらいをだれか一人行かせることにしました。けらいに布がどうなっているかを教えてもらおうというのです。このころには町の人はみんな、王さまが作らせている布がめずらしい布だということを知っていました。だから、みんなは近所の人がどんなにバカなのかとても知りたくなっていました。

そこで王さまは、けらいの中でも正直者で通っている年よりの大臣を向かわせることにしました。この大臣はとても頭がよいので、布をきっと見ることができるだろうと思ったからです。向かわせるのにこれほどぴったりの人はいません。

人のよい年よりの大臣は王さまに言われて、さぎ師の家へ向かいました。さぎ師がからのはた織り機で仕事をしている部屋に入りました。

「神さま、助けてください!」といのりながら、両目を大きく見開きました。けれども、何も見えません。はた織り機には何もないのです。

「ど、どういうことじゃ!?」と思わず口に出しそうになりましたが、しませんでした。

そのとき、「大臣さん、」とさぎ師が声をかけました。「どうです? もっと近づいてよく見てください。このもよう、いろいろな技術が使われていてすごいですし、この色合いだって美しくて、思わずうなってしまいそうでしょう?」

さぎ師はそう言って、からのはた織り機をゆびさしました。大臣はなんとかして布を見ようとしましたが、どうやっても見えません。だって、そこにはほんとうに何もないんですから。

「大変なことじゃ。」と大臣は思いました。自分はバカなのだろうか、と首をかしげました。でもそう思いたくありませんでした。大臣はまわりを見まわしました。二人のさぎ師がいるだけです。よいことに、まだ自分が布が見えない、ということを誰も気がついていません。『見えない』、と言わなければ誰も気づかないのですから。

「あのぅ、どうして何もおっしゃらないんですか?」と、さぎ師の片われがたずねました。もう一人のさぎ師はからのはた織り機でいっしょうけんめい働くふりをしています。

急に言われて、大臣はあわてました。「あ……ふぅん。とてもきれいで、たいそう美しいもんじゃなぁ。」大臣はメガネを動かして、何もないはた織り機をじっくり見ました。

「なんとみごとな柄(がら)じゃ。それにこの色のあざやかなこと! このことを王さまに言えば、王さまもきっとお気にめすじゃろうなぁ。」

「その言葉を聞けて、ありがたきしあわせです。」二人のさぎ師が口をそろえて言いました。「では、王さまにもっと知っていただくために、布についてこまかく説明(せつめい)いたしましょう。」

さぎ師はからのはた織り機の前でしゃべりはじめました。色がこいとかうすいとか、もようがうねう

ねしてるとか、まっすぐとか。ことこまやかに言うのです。大臣はその説明を一言ももらさず聞き入っていました。なぜなら、大臣は王さまにもう一度同じことをまちがえずに言わなければならないからです。もしここで一言でもまちがえようものなら、あとで王さまがほんものを見たときに大臣には布が『見えなかった』と気づいてしまいます。だから大臣は聞いたことをそのまま王さまに言いました。

大臣が帰るとき、さぎ師たちはもっと金の糸や絹がほしいと言いました。布を織るためにひつようだと言うので、すぐに持ってこさせました。でもやはり、さぎ師たちは金の糸や絹を一本も使わないでみんな自分の物にしてしまいました。そして何もないからのはた織り機でずっと織るふりをつづけました。

それからまもなく、王さまはもう一人さぎ師のところに向かわせました。これも根のまっすぐな役人でした。役人の仕事は、布のはかどりぐあいと完成する日にちをしらべてくることでした。しかし、役人も大臣と同じように、見えたのはからっぽのはた織り機だけでした。なんどもなんども見ましたが、どうしてもからっぽにしか見えませんでした。

「どうなされたのですか? もしかして、お気にめさないとか……」二人のさぎ師は不安そうにたずねました。そして何もないはずの布をまるであるかのように見せびらかせました。

「ほら、この王さまのえらさにぴったりのこのもよう、……どうでしょうか?」

さぎ師は言いますが、布はどこにもありません。

役人は思いました。

「わたしはバカではない。自分にふさわしくない仕事をしているだけだ。そうだ、バカではない。おそらく……この布はとてもふうがわりなのだろう。しかし、このことを、だれにも知られてはならないのだ……」

役人は少し考えてから、言いました。見えない布をあたかも見えているように。

「たいへんみごとな布だ! 色合いも美しいし……柄(がら)ももうしぶんない。わたしはこんな布を見られてとてもうれしいよ!」

そうして城に帰った役人は王さまに向かってこう言いました。

「たいへんけっこうなものでした。」

街はそのめずらしい布のうわさでもちきりでした。うわさがどんどんもり上がっていくうちに、王さまも自分で見てみたくなってきました。日に日にその思いは強くなるのですが、いっこうに布は完成(かんせい)しませんでした。王さまはいてもたってもいられなくなって、たくさんの役人をつれて、二人のずるがしこいさぎ師の仕事場に向かいました。つれていった役人の中には、前に布を見に行った二人もふくまれていました。

さぎ師の仕事場につくと、二人はいっしょうけんめいに働いているふりをしていました。糸を一本も使わないで、まじめに仕事をしているふりをしていました。

「さぁどうです、王さまにぴったりな、たいそうりっぱな布でしょう?」

前に来たことのある二人の役人がみんなに向かって言いました。

「王さま、王さまならこの布の色合い、柄(がら)をお気にめしますでしょう?」

そして、二人はからのはた織り機をゆびさしました。二人は他のみんなには布が見えると思っていたからです。

でも……

「なんだこれは? 何もないじゃないか。」と、王さまは思いました。

王さまは自分がバカかもしれないと思うと、だんだんこわくなってきました。また、王さまにふさわしくないかと考えると、おそろしくもなってきました。王さまのいちばんおそれていたことでした。王さまが王さまでなくなるなんて、たえられなかったのです。

だから、王さまはさぎ師たちを見て言いました。

「まさしくそうであるな。この布がすばらしいのは、わたしもみとめるところであるぞ。」王さまはまんぞくそうにうなずいて、からっぽのはた織り機に目を向けました。何も見えないということを知られたくなかったので、からっぽでも、布があるかのように王さまは見つめました。同じように、王さまがつれてきた役人たちも見つめました。王さまが見ているよりももっと見ようとしました。でもやっぱり、何も見えてはいませんでした。

「これは美しい、美しい。」

役人たちは口々に言いました。

「王さま、この布で作ったりっぱな服を、ちかぢか行われる行進パレードのときにおめしになってはどうでしょう。」

と、誰かが王さまに言いました。そのあと、みんなが「これは王さまにふさわしい美しさだ!」とほめるものですから、王さまも役人たちもうれしくなって、大さんせいでした。そして王さまは、二人のさぎ師を『王国とくべつはた織り士』と呼ばせることにしました。

パレードの行われる前日の晩のこと、さぎ師たちは働いているように見せかけようと、十六本ものロウソクをともしていました。人々は家の外からそのようすを見て、王さまの新しい服を仕上げるのにいそがしいんだ、と思わずにはいられませんでした。さぎ師はまず布をはた織り機からはずすふりをしました。そしてハサミで切るまねをして、糸のない針(はり)でぬい、服を完成(かんせい)させました。

「たった今、王さまの新しい服ができあがったぞ!」

王さまと大臣全員が大広間に集まりました。さぎ師はあたかも手の中に服があるように、両手を挙げてひとつひとつ見せびらかせました。

「まずズボンです!」

「そして上着に!」

「最後にマントです!」

さぎ師は言葉をまくしたてました。

「これらの服はクモの巣と同じくらいかるくできあがっております。何も身につけていないように感じる方もおられるでしょうが、それがこの服がとくべつで、かちがあるといういわれなのです。」

「まさしくその通りだ!」大臣はみんな声をそろえました。でもみんな何も見えませんでした。もともとそこには何もないんですから。

「どうか王さま、ただいまおめしになっている服をおぬぎになって下さいませんか?」

さぎ師は言いました。

「よろしければ、大きなかがみの前で王さまのお着がえをお手伝いしたいのです。」

王さまはさっそく服をぬぎました。二人のさぎ師はあれやこれやと新しい服を着つけるふりをしました。着つけおわると、王さまはあちこちからかがみにうつる自分を見ました。

「何と美しい! ……よくおにあいです!」

その場にいただれもがそう言いました。

「この世のものとは思えなく美しい柄(がら)、言いあらわしようのない色合い、すばらしい、りっぱな服だ!」と、みんなほめたたえるのでした。

そのとき、パレードの進行役がやって来て、王さまに言いました。「行進パレードに使うてんがい(王さませんようの大きな日がさ)が準備(じゅんび)できました。かつぐ者たちも外でいまやいまやと待っております。」

「うむ、わたしもしたくは終わったぞ。」と、王さまは進行役に答えました。「どうだ、この服はわたしににあってるかね?」

王さまはかがみの前でくるっと回ってみせました。なぜなら王さまは自分の服に見とれているふりをしなければならなかったのですから。

お付きのめしつかいはありもしない服のすそを持たなければなりませんでした。地面に両手をのばし

て、何かをかかえているようなふりをしました。やはりめしつかいも何も見えていないことを知られたくなかったので、すそを持ち上げているようなまねをしているのでした。

王さまはきらびやかなてんがいの下、どうどうと行進していました。人々は通りやまどから王さまを見ていて、みんなこんなふうにさけんでいました。「ひゃぁ、新しい王さまの服はなんてめずらしいんでしょう! それにあの長いすそと言ったら! 本当によくおにあいだこと!」

だれも自分が見えないと言うことを気づかれないようにしていました。自分は今の仕事にふさわしくないだとか、バカだとかいうことを知られたくなかったのです。ですから、今までこれほどひょうばんのいい服はありませんでした。

「でも、王さま、はだかだよ。」

とつぜん、小さな子どもが王さまに向かって言いました。

「王さま、はだかだよ。」

「……なんてこった! ちょっと聞いておくれ、むじゃきな子どもの言うことなんだ。」

横にいたそのこの父親が、子どもの言うことを聞いてさけびました。そして人づたいに子どもの言った言葉がどんどん、ひそひそとつたわっていきました。

「王さまははだかだぞ!」

ついに一人残らず、こうさけぶようになってしまいました。王さまは大弱りでした。王さまだってみんなの言うことが正しいと思ったからです。でも、「いまさら行進パレードをやめるわけにはいかない。」と思ったので、そのまま、今まで以上にもったいぶって歩きました。めしつかいはしかたなく、ありもしないすそを持ちつづけて王さまのあとを歩いていきましたとさ。

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